2013年3月22日金曜日

アルバイト

僕は歌うアイス屋で、大学を卒業してから働いている。 もう三年になった。 いい職場で、三年連続働きがいのある会社ランキングでも一位をとっている。 実際に働いてる人、みんなに愛されてる会社だ。 むしろみんな愛し過ぎだろって、僕は思うので微妙なスタンスをとっています。 このお店に集まってくる若い女の子を特に中心としたスタッフたちの共通点は、元気に女の子らしい趣味を持った子が多いという印象。 だから、自分のようなひねくれマンは中々趣味の共有が難しそうかな、とか考えながら、でもそういったことに関しては別にバイト先までは持ちこまなくたって十分に他で共有できるかな、とか思ってた。 そんなこんなで、働いてきたけど、三年も過ごしてくうちに、職場の人とも同じ時間をだんだんと過ごす中で、 実際やっぱり色んなことを学んでいた。 先の人の背中とか見たり、ここで合わねば会うことのなかった人との関係も時間を一緒に過ごす中でだんだんと関係が築かれていって。 昨日は、バイト先でお世話になった1番近くの先輩たちの卒業式だった。 まさかこんなに感慨深いとは思わなかった。 彼らと職場で働けないことを想像するとさみしい。 月日のことをいとおしく思った。 そして、やっぱり三年という区切りは高校のことを思い出す。 全力で駆け抜けた高校の三年間。 あの時くらい、三年間に詰め込めなきゃ、俺は一生高校の自分に勝てない。 って朝帰り歩いてる時に思った。 にしても、ほんとうにさみしいなぁ。 生きてるのもわるくないな。 もっと人と、もっと人なんだよな。

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