2017年8月4日金曜日

2回

困ったことに眠れない。今日は二回も練習したのに。こないだは1日に二回ランニングした。1回目のランニングはお昼の時間に太陽を浴びながら走ろうと思って飛び出したら、途中で雨になって(そんなの走る前から予感していた曇り空だったけど、前日からこの日は太陽を浴びれる時間に走ると決めたのだったから。)家が近付く頃にはびしょ濡れになっていた。家の近くの通りを走る最中に視界にベビーカーをひいた女性が目に入った、雨宿りしていて傘を忘れた様子。雨は止む予感がなかったので家に着いたら傘を1つ手にしてその人のところまで戻って傘を渡した。こっちの身なりはひどくてレゴのタンクトップにびしょ濡れで変態かよ、って思われそうだけど傘のが大事でしょ、と渡しておいた。その後帰ってシャワーを浴びたりしたんだけど、案の定止まずにその日はずっと雨だったから渡しといて正解だった。そして傘のストックがあってよかった。傘というのはマラソンのバトンみたいだ、家や目的地をゴールとした。
夜はまた朝と同じコースを走った。川沿いなんだけど、川は今工事を始めていたから、色んなものとかこととかが、少しぐしゃぐしゃにされてはだけていた。そんな川にすごく親しみを覚えて見ながら走ってるのは楽しかった。その光景の説得力は、小さい頃に泥んことで遊んだり、絶妙な状況でそれでも何かを作ろうとしてる時に案の定、自然に破壊されたりしながらもギリギリ洪水とかを止めようとしてダメだったりした制作における戦いを思い出した。相変わらず、水とか土とか葉っぱとかの強さ、がまだ顕在してる。昔のライバルたちがまだ普遍的にあるような光景に親しみを覚えたのだ。

とにかくランニングを二回した日の話でした。

今日は二回も練習したのに眠れない。夏はやっかいだぜ。
高校生の頃、よく二回どころか1日3回とかいや4回なんて日もあったかもしれない、場所を変えながら練習をしたことがあった。
あの時間、今は大好きだなぁ。
どこでもノートを広げちゃうみたいな。移動可能な自由帳みたいな、自由があった。
高校二年生の頃のある練習の日のこと、文化祭のダンスの練習を地区センターみたいなとこでしたんだけど、その日食べたパンが入っていたビニール袋で鼻水をかむ、というギャグをみんなにかましたらウケてたの思い出した。あと廊下で友達と待ち合わせした時に、横からスライドで入って来て、お待たせって言いながら寄り目をして挨拶してタイスケを笑わせたり、バナナの皮をわざと踏んだ転ぶやつとか、一緒に思い出しちゃおう、この際。際限なく。ほら、このようにしてどこでもノートを広げちゃう、みたいな移動可能な自由帳が今広がっている。ことが出来るのは、いいね。いつでも大丈夫そうだ、これさえあれば。いやあればなんて言わず、欲張っちゃおう。

大人になってもうまく、もっとうまくなって、練習を二回やれちゃう日とか作りまくりながら生きたい。
単独公演に向けて焦る気持ちと、でもこうしてまた出会えてしまった光景に少し驚いていきます、1人っていうのも悪くない。
この広がりさえ含んでる世界の大きさを、一緒に伝えたりもしたいな。
この仕事に関する話の中で。

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